2018年版の中小企業白書と小規模企業白書が公表されましたね。
中小企業白書や小規模企業白書とは、国が中小企業や小規模企業を取り巻く環境と現状を分析して、その課題を明確化、今後の支援政策の方針を決定するために毎年発行している資料集です。
私たち中小企業診断士は経産省大臣の認定を受けているので、大抵この白書の内容に沿った企業経営支援を行います。
今年の白書のテーマとしては、「投資促進やIT導入による生産性向上」といったところでしょうか。
先日公募が締め切られた、通称「ものづくり補助金」はこの白書に記載されている「投資促進」のための補助金ですね。
あと、国としては「先端設備導入計画」というのを猛烈にプッシュしたいみたいですね。
景気はかなり上向きのようなので、ここぞとばかりに設備投資を後押ししようとしている感じがします。
少子高齢化に伴う、人手不足の解消や事業承継も喫緊の課題ですね。
そのためのIT化、IoT、ICTなどの先端技術導入による生産性向上を後押ししています。
他の先端的な国の取り組みとして「Connected Industry」や「i-Construction」が挙げられます。
日本で経営をするには、こうした国の動向を知っておくと良いかと思います。