11月28日から30日まで3日間、大阪のインテックス大阪で開催されている、
「中小企業 新ものづくり・新サービス展」の初日を見に行ってきました。
このイベントはどういったものかというと、
「中小企業 新ものづくり・新サービス展」は「ものづくり補助事業」を通じて、全国の中小企業が生み出した新しい製品・技術・サービスのビジネスマッチング会です。
「ものづくり補助金を取得した実績のある企業」が、その成果を発表する場として、全国中小企業団体中央会がスタートした展示会です。
初年度となる2015年度は32,000人を越える方々に、2016年度は50,000人を越える方々にご来場いただきました。
「新規事業のアイディアを探している。」
「自分たちの事業を加速させる新しいアイディアに出会いたい。」という事業者の方々にはぜひ参加していただきたいイベントです。
(中小企業 新ものづくり・新サービス展ホームページより引用)
ここ数年、毎年のようにアベノミクスの政策の一環として行っている、いわゆる「ものづくり補助金」を採択された事業の成果発表会の場でもあります。
おそらく、今年もものづくり補助金の募集があると思うので、補助金申請支援のための勉強として私は見に来ました。
また、ものづくり補助金を受けられる事業は独自の革新性のある事業のみなので、頑張る中小企業の皆様の技術などが見たいという思いもありました。
初日の開場は13時からということで、13時ちょうどくらいに会場に到着。
第一印象として少し地味な感じがしました。
特にオープニングセレモニーがあるわけでもなく、淡々と受付を済ませて皆さん入場していく感じでした。
受付も若干準備不足な感じがしました。
始めは一箇所でしか受付をしておらず、結構な行列ができていました。
受付のオペレーションが管理出来ていたのかが不明ですね。
無事に受付を済ませて中に入るとそこそこ賑わっていました。
中小企業のオンリーイベントということで、あまり派手さはありませんでしたが、色々と面白い感じがしました。
嬉しかったのが、3Dデータを活用している企業さんが多かったこと。
3Dスキャナで点群データを測量して、さまざまな産業分野に活用しようとされている企業さんや、新しい3Dプリンターで試作開発に挑戦している企業さんが目を引きました。
(同郷の三重県伊勢市を中心にご活躍中のCSGコンサルタント様、3次元スキャナで測定した山岳、海底の地形点群データの活用をご提案)
(広島を中心にご活躍の株式会社HIVEC様、なんとカーボンファイバーの3Dプリンターでアルミ合金レベルの強度を実現した試作品開発事業を出展)
残念だったのが、金属加工のブースがちょっと寂しい感じがしました。
特別なにかすごい技術や事業を出展しているようにみえませんでした。
どうも話を聞いていると、ものづくり補助金の採択事業者でなくても出展している企業さんもいるようでした。
ちょっと元気が無いように見えましたが、だからこそ、まだまだマーケティングの工夫をする余地があるのだとも感じたので、決して悲観的ではないです。
やはり日本のものづくり産業の課題は売り方・見せ方・マーケティング力にあるような気がします。
ニッチな市場・技術領域でいいので、その中でのオンリーワン・ナンバーワンを目指し、ストーリー化して謳っていくのが今後の課題のように感じました。
なにはともあれ、頑張る中小企業の皆さまを目の当たりにして、私もますます気を引き締めなければと感じた一日でした。
今後、新しい設備を購入して新事業に挑戦しようとお考えの事業者様がみえましたらご連絡ください。
年明けあたりからものづくり補助金(補助額最大1,000万円、補助率2/3)(リンク先は昨年の公募サイト)の公募が開始されると予想されます。
今から申請の準備をしておくと、採択される可能性がぐっと高まりますよ。
3Dエンタープライズ・代表
3D経営コンサルタント
田中保憲
ちなみにその一、この日意外な人とばったり出会いました。
ちなみにその二、レスリングの吉田沙保里さんと栄監督のセミナーに参加、栄監督ばかりが話してました^^;