先日書店を覗いてみたら、タイトルに惹かれる本があったので購入してみました。
「製造業の3Dテクノロジー活用戦略」
著:鳥谷浩志
私が事業としてやろうとしているそのまんまのタイトルだったので、即買いでした。
2016年に書かれた本なので、IoTの活用やドイツのインダストリー4.0、第4次産業革命、アメリカのインダストリアル・インターネットなどの今後の世界市場で戦うための3Dデータと絡めた日本の製造業の戦略について述べられています。
この本の著者は軽量化3DデータのXVLファイルフォーマットの開発者で、これら軽量な3Dデータを活用することで、日本の製造業が昔より得意としてきた「すり合わせ技術」をより強化して、「グローバル擦り合わせ」に進化させることが、日本の製造業の未来を作ると述べています。
まぁ、とにかく凄いのが、こうした技術開発を1990年代から始めておられるということですね。
当時はまだインターネットも普及していなかった時代です。
その頃から3次元CADとその3Dデータに着目してコツコツと技術開発をしてこられたのかと思うと、よほどの先見の明だと感嘆します。
そしてこの方の信条が「3Dで世界を変える」です。
私が理念としている「3Dデータで日本のモノづくり産業を革新する」とほぼ同じ事を、ずっとまえから実践していたのだから凄いですよね。
そうしてすでにトヨタ自動車をはじめとした大手メーカーでの生産改革で実績を残しています。
こうしたすごい方々がすでに同じ事をやられていると、私などの出る幕はないと意気消沈していましたが、それでも自分にしかできないことがまだきっとあるはずだと信じて頑張ります。
競合する敵だと思わずに、偉大なる先人として尊敬し、また学ばせてもらうつもりです。
それに、さすがにこの辺りの中小企業ではこうした3Dへの取り組みはそれほど進んでいないと思うので、学んだことを地元の中小企業に役立てられると思います。
同じ志でも、自分にしかできないことで実践していきます(๑•̀ㅂ•́)و✧
もし、3Dデータを活用したものづくりに興味はあるけど、専門家に相談するのがはばかれる方が見えましたら、まずは私にお気軽にご相談ください。
私もまだ駆け出しなので、お声は掛けていただきやすいと思いますよ。
3Dエンタープライズ・代表
3D経営コンサルタント
田中保憲