3Dプリント代行の今・DMM.make

時々このようなご質問をいただきます。

「3Dプリンターって高いんでしょ?」

と。

はい、高いです^^;

しかし、実際にはピンきりであります。

近年、個人向けで普及の進んでいるFDM(熱溶解積層法)の3Dプリンターなら安いもので3万円くらいで買えます。

ただ、これらの機器はあくまでもホビー用途が目的なので、精度や使用材料に制限があります。

金属素材も使えるような本格的な産業用の3Dプリンターでは1億円を超えるものもあります。

事業用として本格的に使用したいとなれば、最低でも数百万円はする機器が欲しいところです。

しかし、いきなり使えるかどうかもわからない機器の導入に数百万円も投資したくないですよね?

そんな時に強い味方となってくれるのが、「3Dプリント代行業者」です。

3Dプリント代行業の主なサービスとしては、自社保有の高価な3Dプリンター機器を使用して、あなたがモデリングした3Dデータを立体造形物として出力してくれることです。

多くの機器を取り揃えていますので、使用できる材料も金属やゴムライクな素材など幅広く選択できます。

フルカラーでのプリントも可能な場合があります。

このサービスを利用することで、わざわざ高額な設備投資をしなくても、3Dプリントでの出力を試すことが出来ます。

まずはこうした3Dプリント代行業者を活用して、3Dプリント出力に慣れてから実際の機器の導入をおすすめしています。

さて、そんな3Dプリント代行業者の中でも最大手と言って良いのが、

DMM.make」でしょう。

DMM.makeとは、

DMM.makeは、「モノづくり」に関係する「人」と「情報」と「ツール」が集まる、makerのためのプラットフォームです。プロユースの3Dプリンターやレーザーカッター、UVプリンターを利用して本格的なものづくりができます。素材も選べるので、フィギュア、アクセサリー、インテリア小物など、様々なものがつくれます。使い方はカンタン、ウェブから3Dデータなどをアップロードして注文するだけで、短納期、低価格で造形物をお届けします。

(DMM.makeホームページより引用)

というものです。

ここまでなら、単なる3Dプリントの代行をしてくれるんだな、ということで普通な感じがします。

ここからが、大手業者の独自性でしょう。

DMM.makeでは、自分がつくった作品について、クリエイターズマーケット販売することができます。3Dデータなどをアップロードして登録するだけで出品することができます。あなたの作品も出品してみませんか?

クリエイターズマーケットに出品されているクリエイター作品を購入することができます。欲しいと思ったら素材を選んで購入するだけ!

(DMM.makeホームページより引用)

ということで、個人で作ったモノだけでなく、その3Dデータそのものを売買できるのです。

自分自身で製造能力を持たなくても、自由に自分のアイデアを販売できるのです。

これこそまさに「3Dデータで日本のものづくり産業を革新する」取り組みだとおもます。

産業革命以降、ものづくりは工場に生産能力を集中させて大規模に生産する規模の経済性の追求にばかり注目していました。

そうすることで、個人からものを作り出す能力は失われていきました。

中世では誰しもが個人でものをつくったり直したりしていたのに・・・。

それが今、いよいよ個人の手にものづくりを取り戻しつつあるのです。

ものづくりって難しいな、と考えているあなたもきっと出来ます。

やってみたいと関心を持たれたなら、ぜひ私にご連絡ください。

一緒に面白いものづくりをしましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

3Dエンタープライズ代表
中小企業診断士
田中保憲

 

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