製造業でのデジタル化とは?

(2017年版ものづくり白書)

 

製造業の工程はサプライチェーン(製品・サービスの受注から実際に顧客の元へそれらが届くまで)とエンジニアリングチェーン(企画・開発から生産・流通まで)の2種類で分類できます。

近年話題となっているIoT(モノのインターネット化)やインダストリー4.0などはこれらを効率的に結びつけていくことを目的としています。

そして、それらを運用する際に肝となるのがデジタルデータです。

工作機械にセンサを取り付けて、加工状況をデジタルデータ化して常にモニタリングをした上で、もっとも適切な時期にメンテナンスを入れるなどに活用できます。

さらには、その加工状況のデジタルデータを工具メーカーへと送り、工具の長寿命化などの開発に活用することもできます。

デジタルデータのよいところは、1つの情報から様々な工程で同時に活用することができるという点にあると思います。

その中でも、私が推奨している3Dデータは、エンジニアリングチェーンにおける、コンカレント・エンジニアリング化(各工程を同時並列に実施して、各リードタイムの短縮、出戻りコスト削減、品質向上を目指す取組)には必須となります。

また、サプライチェーンにおいても、営業活動や共同開発において最終製品のイメージをわかりやすく顧客や連携企業に提案することも可能となります。

この3Dデータを活用するために必要となるのが、立体的に製品を設計するツールの3次元CADや、製品の開発から廃棄までのライフサイクルを管理するPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)ツールです。

これらツールについて、ご興味のある方はぜひ私までご連絡ください。

3Dエンタープライズ代表・3D経営コンサルタント

田中保憲

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