昨日、私がとある企業さんで実施させていただいていた、「機械設計技術者導入研修」が終了しました。
8週間に及ぶ長期間で、これまで全く工学に触れたことの無い方々をある程度の設計者にするということを目的としていました。
これまで製図の経験が全くない方々なので、まずは工業高校レベルの機械設計製図について理解してもらい、ある程度の図面読解と作図ができることを目標としました。
その研修に使用する教材としてちょうど良いと感じたのが、下の「機械製図検定問題集」です。
(機械製図検定問題集:全国工業高等学校長協会)
多くの工業高校で実施されている「機械製図検定」に対する問題集です。
今回の研修では、この機械製図検定に合格できるレベルを1つの目標としました。
しかし、研修の内容は検定対策だけではありません。
機械設計の意味合いから業務プロセス、設計に必要な機械材料、加工法、機械要素についてみっちりと講義・演習を行いました。
その上で、機械製図に必要なJIS(日本工業規格)の製図ルールを理解してもらい、様々な演習課題に取り組んでもらいました。
最終的には、機械製図検定の問題に実際に取り組んでもらい、結果として研修生全員が合格レベルに達していると評価できました。
(機械製図検定・2次試験の作図課題)
(実際に作図してもらった解答用紙)
文字や記号、線の描き方などは正直まだまだですが、それでも製図ルールはしっかりと定着したようです。
私の実施する研修は、実施先の要望を汲み取って、中小企業診断士としての戦略手法で目的・目標を明確化して実施します。
ただやっただけの研修とは違い、その効果測定をわかりやすくしています。
私は今回のような機械設計技術者の導入研修や2次元/3次元CADの活用、3Dプリンターの活用、経営戦略・事業計画立案などの様々な研修に対応できます。
技術者や管理者層の人材育成にお困りの事業者さまがお見えでしたら、お気軽にご相談ください。
3Dエンタープライズ・代表
3D経営コンサルタント
田中保憲